- なかなかいい人に出会えない
- 自分は理想が高いのかな?
- 理想が高すぎると指摘された
- 理想の条件をどうやって見直せばいい?
こんな悩みを解決します。
婚活において理想を持つことは大切ですが、理想が現実とかけ離れてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。
この記事では、婚活で「理想が高すぎる」と言われてしまう代表的な理由5つを徹底解説。
さらに、自分の理想を見直しながらも、後悔のないパートナー選びをするための4つのポイントもあわせてご紹介します。
◆理想が高すぎると言われる理由
婚活において「理想が高すぎる」と指摘されるのは、自分の希望条件と現実に存在する相手像に“ギャップ”があるからです。
- 希望条件が多すぎる
- 求めるレベルが高すぎる
- 婚活市場にいない相手を求めている
◆理想が高すぎると見なされる具体的なケース
ここからは、婚活で「理想が高い」と思われる具体例を取り上げ、その裏にある背景や現実とのズレについて詳しく解説していきます。
1, 年収に対する理想が高いケース
理想が高すぎると判断される例
男性の条件に、よく女性が挙げる年収に関わる理想。
- 年収は700万円以上。理想は1000万円以上
- 結婚したら家は都心
- マイホームが欲しい
なぜ”高すぎる”とみなされるのか?
国税庁が公表した「令和5年分民間給与実態統計調査」では、男性全体の平均年収は569万円。
30代後半〜40代は、550~650万円くらいが平均になります。

男性全体の平均年収は569万円ですが、業種別になると平均給与にも差が出ます↓

このグラフを見ても、年収700万円を超えるというは、かなり一握りの男性になります。
さらに未婚で婚活中で、自分の理想条件に合う人 を探すのは難しいです。
男性は年収が高くなるほど競争率は高く、スペックの高い女性を求める傾向にあります。
選ばれるスペック
- 若くて綺麗(可愛い)な女性
- 仕事ができる女性
- 家事能力の高い女性
現実的に自分に見合った年収の相手の中から選ばないと、かえってチャンスを逃します。
2, 年齢差に関する理想が高いケース
理想が高すぎると判断される例
年齢の条件に、よく女性が挙げる理想。
- 自分は40代。相手は30代〜同年代希望
- 年上の男性は無理
- 年収が高ければ、2歳上までならOK
女性は、年齢が上がるにつれて、年上男性を嫌がり・年下男性を視野に入れる人が多いです。
なぜ“理想が高い”と見なされるのか?
35歳以上のアラフォーになると、年下男性を希望しても、はかなり難しいです。
男性は年齢が上がるにつれ、年下女性を希望する傾向が強いため。
IBJが成婚白書で公表している「2024年度の成婚相手との年齢差の中央値」の表を見てみましょう↓
男性の年齢層 | 成婚相手の年収 | 成婚相手との年齢差 (成婚相手ー男性) |
~29歳 | 400万円 | 0歳 |
30~34歳 | 450万円 | -1歳 |
35~39歳 | 450万円 | -3歳 |
40~44歳 | 450万円 | -4歳 |
45歳~ | 350万円 | -6歳 |
子供が欲しいと考えている男性も多いので、年齢が上がるほどに若い女性を希望してますよね。
残念ながら35歳以降は、同年代の男性とすらマッチングが難しくなります。
たまに40代女性が、マッチングアプリや自由恋愛で「年下男性と付き合えてたから、自分は魅力があって特別」と思っている人がいますが、恋愛と結婚は違います。
恋愛は、40代でも綺麗だったり、人生経験・会話が豊富・高年収なら年下男性からモテます。
私の周にも、50代でも年下男性からモテてる人がいます。
しかし、結婚となると話しは別。
子供のことや一生を共にすることを考えるので、女性を選ぶ基準が変わりす。
男性は、恋愛と結婚に求めるものが違う!ということを理解しましょう。
そして、どんなに綺麗な人でも、35歳以降は年上男性の年齢の許容範囲を広く持つことが必要になります。
3,外見に関する理想が高すぎるケース
理想が高すぎると判断される例
女性がよく言う条件
- 身長170cm以上。できれば175cm
- 太ってるのは無理
- 顔は爽やかでかっこいい
- 清潔感がある
さらに、外見への理想が高い人は、お見合い後に外見に対する条件がプラスされます。

- もう少し体が引き締まってる人がいい
- 髪が薄いのやっぱりムリ
- 服装ダサい
- 髪型がイマイチ
外見に厳しい人は、こだわりが強く細かいところにまでダメ出しをします。
なぜ“理想が高い”と見なされるのか?
まず、見た目に自信がある男性ほど「婚活」以外の場所(職場、SNS、リアルな出会い)でも十分に出会いがあるため、婚活市場では非常に希少です。
そんな希少な相手が「自分を選んでくれるのか?」というのを考えてみましょう。
また、外見への理想が高い人は、一つの条件の中に多くの項目が隠れてます。
例えば「清潔感がある人」
理想が高くない人・高い人とでは捉え方が違います。
理想が高くない人の清潔感
清潔感のある人
パッと見た雰囲気で「清潔感ある・ない」を判断
理想が高い人の清潔感
清潔感がある人
・肌は綺麗か
・髪型は整ってるか
・歯は綺麗か
・服はシミやシワがないか
・爪は綺麗か
・眉毛、ヒゲ、体毛は整えてるか
・体は適度に引き締まってるか
完璧な人間はいません。
外見にこだわりすぎると、婚活は長期化する可能性が高くなり、自分の年齢も上がるのでどんどん良い相手との婚期を逃します。
4,学歴・職業に関して理想が高すぎるケース
理想が高すぎると判断される例
学歴・職歴の条件に、よく女性が挙げる理想。
- 大卒以上じゃないと話しが合わない
- 大企業か公務員。
- ホワイトカラー職限定
- 学歴が自分より低いと尊敬できない
- 子供が欲しいから優秀な相手がいい
なぜ“理想が高い”と見なされるのか?
高学歴や大企業を希望するということは、自然と高収入な相手も求めています。
そんなハイスペック男性は、当然ながら女性側からも人気で、年下の女性とお見合いも組めるスペックですよね。
あなたは、その枠に入れますか?
もし、女性が高卒なら、高学歴・大企業を希望するのは理想が高すぎるのは、誰でもわかりますよね。
大変なのが、35歳以降のこんな女性です。
- 高学歴の女性
- キャリアを重ねて自己評価が上がってる女性
- 過去の恋愛で高学歴・大企業の相手と付き合ってきた
自分には、レベルの高い男性が相応しいと感じてしまいがち。
ただ、残念ながら35歳を過ぎると どんな美人・高学歴であろうが、婚活は厳しくなります。
そこに男性の条件で「高学歴・大企業」なんて出せば、さらに苦しい婚活が待っているだけです。
この希望を条件に入れても問題ないのは、20代までです。
5,「普通の人」への理想が実は高いケース
理想が高すぎると判断される例
婚活で、理想の相手を考えたときに「普通でいい」という女性!
かなり厄介かもしれません。
- 特に理想はない。普通でいい
- 普通に働いて、清潔感あって、常識のある優しい人ならOK
一見すると、この条件なら すぐにいい相手が見つかりそうな気もしますよね。
それなのに、いい人が見つからない場合は、ほぼ理想が高いと言っていいです。
なぜ“理想が高い”と見なされるのか?
「普通」とは何か?
普通の定義がズレていることがあります。
普通の裏に込められた、条件を書いていきます。
普通に働いてればいい
【普通の裏側】
正社員で自分よりも年収は上。年収は600万円以上ならいいかな
普通に清潔感さえあればいい
【清潔感の裏側】
顔立ちが整って・身長170cm以上・身だしなみも整ってる・体は引き締まってる
常識のある優しい人
【常識・優しさの裏側】
自分にとって、気持ちの良い対応をしてくれる相手
自分が何をしても怒らない優しさ
「普通の人でいいのに」という人に限って、意外と相手への判断が厳しいです。
そして、自分にはどんな人が合うのか?どんな相手なら自分を選んくれるのか?を真剣に考えていない結果、「普通の人でいい」となっています。
◆理想を持つことは大切
理想を持つこと自体は、決して悪いことではありません。
大切なのは、冷静な判断ができているかです。
冷静に理想条件を考える
- その理想が婚活市場に存在しているかどうか
- 自分自身がその理想に見合っているかどうか
特に年齢を重ねた女性は注意が必要!
婚活市場での女性の年齢は一番重要。
どんなに綺麗でも、どんなに高学歴・高収入でも、年齢が35歳を過ぎると20代の時の感覚で相手を探すとうまくいきません。
「相手に求める条件」ばかりを見直すのではなく、「自分が相手に与えられる価値」についても一度考えてみることが、婚活成功のカギになります。
◆理想を見直すための考え方
「理想を下げる=妥協」ではありません。
理想の“視点”を変えることで、より現実的で満足度の高い出会いに近づくことができます。
1, 年収 より 金銭感覚の一致を重視
もちろん年収も大切です。
ただし、自分が低年収だったり、いい生活をしたいか相手に高年収を求めるのは、高望みとなり、なかなか良い相手と出会えません。
大切なのは「金銭感覚の一致」です。
相手が高年収でも、浪費家や生活費を全然出さない。ということも実際にあります。
お金を持っていれば幸せになれるということではありません。
それよりは、金銭感覚が似ている方が安心して生活できます。
金銭感覚の一致とは?
- 浪費癖がない、堅実
- 貯金がある
- 将来に向けて貯蓄意識がある
- ギャンブルなどしない
- 借金がない
- 趣味に毎月いくら使うか決めてる
結婚生活では、金銭感覚はかなり重要になります。
金銭感覚が合わないと、様々なことでトラブルになりやすくなります。
2,外見 より一緒にいて安心する雰囲気を重視
外見がどれほど魅力的でも、毎日接することで脳はその刺激に慣れてしまいます。
結婚生活のように長期的な関係の満足度は、共感・信頼・価値観の一致など内面的なつながりです。
だからこそ、婚活で外見にこだわり過ぎるのはもったいない!
理想の顔・身長・体格などにこだわるよりも、毎日の生活に安心感をもたらす外見を意識しましょう。
- 姿勢がいい
- 優しい笑顔
- 話し方が穏やか
- 清潔感がある
こういったことに相手の良さを感じることができた方が、結婚後も穏やかな生活が送れます。
3,学歴・職業 よりも価値観・人生観の共有を重視
学歴・職業を重視して結婚しても、「お金の使い方」「子どもの有無」「老後の考え方」など根本の考えがズレていると衝突が増えます。
高学歴や有名企業で高収入だと、都心に住めたり、周りからは羨ましがられ、気分は良いいですが、それだけでは本当の幸せは手に入りません。
長期的な関係の満足度を決めるのは、“価値観”や“人生観”の一致。
一緒にいて心地い関係でないと、結婚生活は辛いです。

ただし、価値観や人生観の全てが一致している相手はいません。
そこで重要なのが、話し合いができ寄り添うことができること。
意見が違った場合でも、すり合わせて同じ方向に進められることが大切です。
夫婦の幸せ=内面的な一致であることは、研究(ジョン・ゴットマン博士の研究)でも明らかになっていることです。
夫婦の研究結果
価値観・人生観のができてる夫婦
離婚率が低い・満足度が高い
感情的に無関心な夫婦
結婚後平均16.2年で離婚
批判や軽蔑・責任を押し付ける・話しを聞かない夫婦
結婚後平均5.6年で離婚
“心が通い合う人”との出会いこそ、幸せな結婚への近道
4,年齢 よりも 気持ちや感性の近さを重視
婚活において「年齢」よりも「気持ちや感性の近さ」を重視するべき理由は、結婚生活で重要なのは日々のコミュニケーションの心地よさや価値観の共有で、それが幸福な関係を長続きさせる鍵になるからです。
年齢が近くても、育った環境や人生経験によって価値観は異なります。
年齢が離れていても、価値観が合うことは多くあります。
価値観の一致
- 金銭感覚
- 休日の過ごし方
- 趣味の好み
- 将来設計
そして、年齢の近さではなく、心の相性を大切にしましょう。
心の相性とは?
- 会話が楽しい
- 一緒にいて落ち着く
- 感性が合う
- 沈黙も心地よい
人生の中には、楽しいことばかりではなく、大変なこと・辛いこともあります。
その時に、支え合えるような関係の相手を探すことが大切です。
特に35歳を過ぎると、婚活では自分を選んでくれる同年代の男性は、ガクッと減ります。
婚活がうまくいかないと感じたときこそ、一度「年齢のこだわり」を手放してみるのも一つの選択肢です。
◆まとめ:理想の見直しで、出会いの幅は大きく広がる
婚活は、最初に条件で相手を見るので、どうしても理想を詰め込み過ぎて、「理想の高すぎる相手」を探しがちですよね。
でも、結婚というのは、楽しい時も辛い時も、一生を支え合って生活する相手を見つけることが重要です。
だからこそ、年収・顔・学歴などの表面上の条件で相手を見るのではなく、「一緒にいて落ち着く」「話し合いで寄り添える」「価値観が合う」など、内面的な条件で相手を見てみましょう。
条件を下げる・妥協する。という考え方ではなく、視点を変えて自分に合った相手を探そう!と前向きに探してみてください。
人生に彩りが増え、楽しくなる相手と出会えるチャンスが増えます。