結婚相談所では、女性は年収を公開しないのが一般的でした。
しかし今は、働き方・考え方も変わってきて、年収を公開している女性も増えています。
今回は、女性も年収を公開するべきなのか。公開することによるメリットとデメリットを解説します。
この記事を読めば、どんな人が年収を公開した方がいいのかがわかります。
【こんな人におすすめの記事】
・年収を公開するか悩んでる
・低年収or高年収だけど公開して大丈夫?
・公表することのメリットとデメリットが知りたい
婚活で女性も年収の公開は必要?
結論:公開するべき(例外あり)
基本的には、女性も年収を公開した方がメリットが多いです。
実際に、私が42歳で入会したとき年収公開を勧められ、公開しました。
年収非公開で活動したこともあったので、多くのメリットを実感しました。
ただ、年収の公開により希望の婚活が難しくなる女性もいるので、メリット・デメリットを読んで、自分はどちらが良いのか判断してください。
女性の年収公開率
出典:IBJ 成婚白書2023
年収を公開しているのは全体の2割程度と、まだまだ少ないのが現状です。
だからこそ、公表するなら今がベストです!
非公開の女性に比べ、年収を公開すると結婚後の生活のイメージがしやすくなり、男性からの申し込みも増える可能性が高まります。
年収公開の4つのメリット
①成婚率が高くなる
IBJの2023年度のデータでも、公開している人の方が成婚率が高い。という結果が出てます。
出典:IBJ 成婚白書2023
年収を公開している約2割のうち、成婚率は43.3%
それに比べ、年収を非公開にしている8割のうち、成婚率は28.9%
年収を公開することで、男性もプロフィールの段階で結婚後のイメージがしやすくなります。
お互いが年収を確認してからのお見合いなので、仮交際や真剣交際で結婚後の「仕事」「お金」の話しになっても、価値観の大きなズレが起きにくく成婚率が高まります。
②お見合い数・申し込み数が増える
IBJの2023年度のデータでも、以下のような結果が出ています。
年収公開・非公開でのお見合い回数を比較↓
成婚退会した人 | 成婚せずに退会した人 | |||
お見合い件数 | 申受数 | お見合い件数 | 申受数 | |
公開 | 17.3回 | 170.4回 | 13.1回 | 150.6回 |
非公開 | 14.1回 | 139.9回 | 7.9回 | 108.2回 |
出典:IBJ 成婚白書2023
男性は、女性ほど相手の年収にこだわる人は少ないです。
ただ、共働きを希望する男性・自立した女性を希望する男性も増えているので、年収の公開は良い判断材料となります。
プロフィールの段階で年収を知ることは男性にとっては、こんな利点があります。
利点
- 結婚後の生活が想像しやすい
- 自立しているか判断しやすい
- 正社員、アルバイトなど判断しやすい
結果、お見合いの申し込み数・お見合い件数も増えます。
③共働き希望の男性の申し込みが増える
年収を公開することで、共働き希望の男性は結婚後の生活がイメージしやすくなり、申し込みが増えます。
実際、私が年収を非公開のとき、男性は仮交際に進んでも仕事・お金の話しは聞きづらそうで、私の方から積極的に話す必要がありました。
年収の公開後は「仕事・お金の話しをしても大丈夫な女性!」と判断してもらえるようで、普通の会話として話し合うことができて良かったです。
結婚後も働きたい!と思っている女性は、年収を公開した方が婚活がスムーズに進みます。
④申し込んでくる男性のスペックが上がる
男性は、女性の年齢が上がるほどに、経済的・精神的に自立した女性を希望する人が増えます。
さらに、年収の高い男性の中にも、お金目当てではなく、しっかりと自立した女性と一緒になりたいと考える人もいます。
私もカウンセラーさんに、こう言われて年収を公開しました。
年収の公開で、同年収・高年収から申し込みが増えるよ
同年代からの申し込みも、非公開に比べたら増えるよ
実際に、自分よりも低い年収の人からの申し込みは少なく、同等かそれ以上の年収が多く、同年代や年下からの申し込みもありました。
私は42歳なので、かなり婚活が厳しい年代です。
選ばれづらい40代こそ、年収を公開して、男性の判断材料を増やすべきです。
年収公開の3つのデメリット
①収入によって評価される
結婚となると、お互いの年収も重要な判断材料となります。
無職・家事手伝い・低年収は、お見合いが組みにくくなります。
婚活市場では若さが最強の武器なので、20代女性であれば「それでもいい」と言ってくれる男性もいますが、女性も年齢が上がるほどに、低年収では難しくなります。
また、女性の中には「自分は高年収だけど、お相手に高年収は求めていない」という人もいますが、年収を公開することで、女性より低年収の男性は申し込みしづらくなります。
プロフィールの外見・年齢・趣味などで興味を思っても、年収を公開したことにより「申し込むのをやめよう」という男性も出てくるので、年収の公開は自分の年収やお相手に求める条件によって決めてください。
②専業主婦を希望の男性とはほぼ出会えない
年収を公開している女性は、安定した収入がある人が多いです。
そのため、男性が専業主婦を求めている場合、しっかりとした収入がある女性は避けられる傾向にあります
避けられる理由
- 結婚後も働きたいのでは?
- 出産後、働きたいと思うのでは?
- 妊娠のタイミングが難しのでは?
- 専業主婦で良いと言ってても、そのうち復帰したいと思い始めるかも
実際に私の友人で、40代・無職・実家暮らしの人がいました。
40代友人の男性条件
- 子供が欲しい
- 専業主婦になりたい
- 高年収の男性がいい
カウンセラーさんに「高望みだ!」と怒られる条件ですよね。
そんな彼女が、40代高収入男性と入籍。
男性はバツイチ・子供なし。
前の奥さんは、子供はいらない・仕事がしたい人で離婚。
男性の条件は、子供を望んでる専業主婦希望の女性。
こういった専業主婦を希望している男性からは、申し込まれなくなります。
ただ、この話しをカウンセラーさんにしたら「40代女性にこの条件を出してくる男性はかなり稀でかなりラッキー」と言っていたので、40代女性は、専業主婦希望の男性がほとんどいないことは覚悟した方がいいです。
③自分より収入が低い男性との出会いが減る
男性の中には、自分よりも年収の低い女性を希望する人が一定数います。
真剣交際まで進んでも、年収の格差を知った途端に男性のプライドが許さず破局。なんてこともあるので、そういう男性に出会わないためには、年収公開はおすすめです。
問題は、男性より女性の年収の方が高くても気にしない人。
気にしない男性でも、女性が高年収で年収格差がある場合、申し込みを断念することがあります。
もしあなたが高年収で「自分よりも年収の低い男性とも積極的に会っていきたい!」と思っている場合は、年収を公開することで出会える男性の幅が狭まりでデメリットになるので非公表にしましょう。
年収公開に向いている女性の特徴4選
①無駄なお見合い・仮交際をしたくない人
女性は男性の年収をプロフィールで確認できるので、会う前から結婚後の生活をなんとなくイメージできますよね。
しかし男性は、女性の年収が非公開なら、仮交際・真剣交際で「仕事」「お金」の話しを確認する必要があります。
そこで男性側の希望している条件と、かけ離れてると感じたらお断りにつながります。
プロフィールで、年収100万円と公開していれば、男性も「アルバイトなんだろうな」「養う必要のある女性だな」というのが想像できますよね。
年収公開は、一緒になることのない者同士のお見合いを避けることができます。
結果、無駄な時間を過ごす必要がありません。
年収が低めの女性が年収を公開すると、お見合いの申し込み率は下がります。
しかし「低年収でもいい!」と思っている人が申し込んでくるので、成婚まではスムーズに進みやすく、成婚率は上がります。
②自分と同等・それ以上の年収の男性と出会いたい人
高年収の女性ほど、年収を公開すると同年収かそれ以上の男性からの申し込みが増えます。
逆に、自分より低い人からの申し込みは減ります。
私も、公開してから自分よりも年収の高い男性からの申し込みの割合が増えました。
なので、そういったお相手を探しているなら自分の年収を公開するべきです!!
③自営業・フリーランスなど年収が想像しづらい人
自営業やフリーランスは、人によってかなり年収が異なります。
100万円以下の人もいれば、数千万円の人も。
そのため、年収を非公開にすると、男性も結婚後のイメージが全くできません。
安定した年収があるのなら、公開した方が お見合いの申し込みも増え、成婚率も上がります。
ただ、低年収で公開をすると、お見合いの申し込みが減るなど、婚活は難しくなるでしょう。
④自立しているシングルマザー
子供にかかる費用は大きいです。
女性にしっかりとした年収があれば、男性側もそういった不安要素がなくなります。
非公開にしているシングルマザーに比べると、申し込みは増えるので絶対に公開にするべきです!
シングルマザーの場合も、低年収を公開すると、金銭的な不安から男性からの申し込みは減ってしまうので、収入によって公開・非公開を選択してください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は「女性も年収を公開するべきなのか」を解説しました。
お互いが結婚後の生活のイメージがしやすくなり、無駄なお見合い・仮交際などが減るので、基本的には女性も年収を公開することをオススメします。
しかし、低年収・専業主婦を希望・自分より低年収の男性とも積極的に出会いたい人にとっては、年収を公開することで、男性から敬遠されがちなので、オススメはできません。
そういった方は、非公開の方が婚活しやすくなります。
どんな男性と結婚したいのかを考えて、公開・非公開を選んでくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。