- 頑張ってるのに、なぜ結婚できないの?
- 40代になった途端、出会いが激減した…
- 周りから「40代の婚活は厳しいよ」と言われる…
そんな声をよく耳にします。
実際、婚活市場では「40代女性の婚活は厳しい」と言われることが多いのが現実。
でも、その理由をきちんと知ることで、突破口を見つけることは可能です。
この記事では、統計データや実際の声をもとに「なぜ40代女性の婚活が難しいのか?」を分析し、成婚につながった女性たちの共通点もご紹介します。
◆なぜ「40代女性の婚活は厳しい」と言われるのか?
1:統計データが語る40代婚活の現実
成婚率は年齢とともに下がる傾向があります。
特に40代以降は、グラフからも成婚率の急落が明らかです。
(以下はIBJ成婚白書2024のデータを元にグラフにした成婚率の年齢別データです)

出典:IBJ 2024成婚白書より
40代は、市場における「選ばれにくさ」を物語っています。
2:婚活市場における“年齢フィルター”の存在
婚活市場で年齢は、プロフィールの最初に目に入る情報の一つ。
婚活アプリ・結婚相談所では、相手探しに年齢で検索するところも多く、40代女性はこの“年齢フィルター”でふるい落とされる可能性が高くなります。
年齢フィルターの例
- アプリで検索する際、男性の多くは「25〜35歳」などの年齢条件を設定
- 結婚相談所では「希望年齢:〜39歳まで」という希望を出す男性が非常に多い
見た目や人柄を知ってもらう以前に、そもそもプロフィールが表示されないという現象が発生。
これが、40代女性にとって大きな障壁となっています。
3:ライバルが若い世代に集中している
男性の多くは、自分の年齢より若い女性を希望する傾向が強くあります。
年下を希望する理由
- 子供が欲しいから
- 自分は歳をとっても、理想とするパートナーの年齢層は変化しない
- 周囲の同年代の女性が魅力的ではないから
男性は年齢が上がるほどに、同年代・年上の女性を希望する人は減り、年下希望率が上昇。
女性も20代では「年上OK・年下NG」だったのに、40代になると「年上NG・年下OK」と言い始める人が増えますよね。
それと同じような心理です。
そのため、40代女性はたとえ魅力的であっても、最初から競争の土俵に立たせてもらえないことも。
婚活市場では“年齢”というだけで不利な立場に置かれる厳しさがあります。
4:仕事や生活が安定しすぎて「結婚の優先度」が下がる傾向
40代女性の多くは、仕事でも一定のキャリアを築き、経済的にも自立しています。
生活の基盤が整っているため、「結婚をしたい」と考える一方で「今の生活を壊したくない」という気持ちが、婚活へのモチベーションを下げています。
婚活優先度が低い女性の特徴
- 正社員で収入が安定してる
- 一人暮らしが快適で自由
- 趣味や友人ちの時間が充実している
- 旅行好き
- 婚活に時間を割くより、休日は趣味などの時間にしたい
この“心のゆとり”が、婚活の積極性を失わせてしまい、出会いのチャンスを逃す要因にもなり得ます。
◆40代女性の婚活を難しくしている「思い込み」とは?
40代で婚活をしていると、つまずきの原因が「年齢」や「外見」だと思いがちですが、実は本人が気づかない思い込みや価値観のズレが婚活を難しくしていることもあります。
ここでは、婚活の足を引っ張る代表的な「思い込み」を3つ深掘りしていきます。
1:「私はまだまだ若い」という過信
40代でも若々しく見える女性はたくさんいます。
実際に30代に見えるほど肌や髪に気を配り、年齢を感じさせないスタイルを維持したりと、自分磨きを怠らない方もいますよね。
しかし、婚活市場で重視されるのは“見た目年齢”よりも“実年齢”。
男性がプロフィールで判断するのは、あくまで「年齢」という数字。
若く見える40代よりも、実際に若い30代の方がいいわけです。
「私はまだイケる」という自信が、「選ばれない現実」とぶつかったとき、大きなショックや自己否定感を生み、婚活のモチベーションを失ってしまうことも。
大切なのは、若く見えることを自信にしながらも、“40代としての価値”をどうアピールするかを戦略的に考えることです。
2:「男性は中身を見てくれる」は幻想?

私は中身を見てくれる人と出会いたい
この気持ちはとても自然ですし、そんな人と出会った方が幸せですよね。
しかし、婚活の場は恋愛とは違い、短期間で条件をもとに相手を選ぶ“効率重視”の場。
プロフィール写真・年齢・職業・年収・趣味など、一目で判断できる情報が「足切りライン」になることが多いのです。
いくら内面が素晴らしくても、プロフィールでスルーされてしまえば、中身を知ってもらう機会すら与えられません。
「中身を見てほしい」なら、まずは見た目・プロフィールで“会ってみたい”と思わせることが大前提。
なので、まずはプロフィール写真や自己紹介文に力を入れるなどの工夫が必要不可欠です。
3:「自然な出会いがいい」というこだわりの罠
こんな考えを持っている40代女性は意外と多いです。

婚活アプリや結婚相談所に頼らなくても、自然に誰かと出会いたい
でも、現実を見てみましょう。40代になると、職場でも家庭持ちの同僚が増え、友人も既婚者ばかり。日常生活の中で新しい独身男性と出会う機会は、20〜30代と比べて激減します。
それなのに、「自然な出会いにこだわる」「婚活はがっついてるみたいで嫌」と思って何もしないでいると、気づけば何年も出会いがないまま時間だけが過ぎていくことになります。
出会いの場が減る40代こそ、自ら動いて「出会いの場に自分を置くこと」が必要不可欠です。
◆厳しい中でも成婚した40代女性に共通する3つの婚活術
40代の婚活が厳しいという現実がある一方で、実際に結婚に至った女性たちも多く存在。
彼女たちは、特別な容姿や年収を持っていたわけではなく、“ちょっとした工夫”や“考え方の転換”が婚活成功の鍵になっていたのです。
ここでは、40代で結婚を叶えた女性たちのリアルな工夫をご紹介します。
実際に私も、最後の婚活(42歳)では全て実践して5か月で成婚退会しています。
1:条件を「理想」から「現実的な幸せ」にシフトした
成功した40代女性の多くが語るのは、「理想の条件に縛られていた時期を卒業した瞬間、出会いが変わった」という体験。
条件をシフトした例
- 年収800万円以上→一緒に生活を楽しめる人
- 大卒・高学歴→尊重しあえる人
- 高身長・イケメン→清潔感と誠実さがある人
このように、スペック重視の条件から、“一緒にいて心地よい人”を重視する価値観に切り替えたことが、出会いの質の変化を生んでいます。
理想を下げる=妥協ではなく、「本当に自分に合う相手」を見極める視点に変えることが成功への一歩。
2: プロフィールと写真に徹底的にこだわり、戦略的な婚活をする
40代女性で成婚した人の多くは、「プロフィール」と「写真」を徹底的に見直しています。
戦略的な婚活
- プロに撮ってもらった明るい笑顔の写真
- ファッションやメイクも“婚活向き”に整える
- 自己紹介文では、性格や日常の過ごし方など具体的に記載
- プロフィールは添削してもらう
- 婚活パーティーや相談所の選び方も、“自分の強みが活かせる場”を選択
見た目に自信がない人でも、“誠実そう” “清潔感がある” “楽しそう”といった印象を伝えることで、第一印象の壁をクリアできます。
婚活は第一印象で「会いたい」と思わせる勝負。だからこそ、プロフィールには力を入れましょう。
さらに、うまくいかなかった時は「どうしてうまくいかなかったのか?」を冷静に振り返り、改善→実行をします。
婚活は「運」ではなく、「情報」「準備」「選択」の総合戦。
人見知りがなく会話も得意なら、直接会える婚活パーティーで、どんどんアピールするのもアリ!
“自分を客観視する力”と“行動力”がある女性が結果を出しやすいのです。
3: 焦らず、自分の幸せを見失わない
「結婚したい」という気持ちはもちろん大切。
でもそれ以上に、「結婚によって何を得たいのか?」という“目的”を見失わない女性が、最終的に幸せを手にしています。
成功者に共通するマインド
- 「結婚は手段。幸せになるのが目的」と明確に理解している
- 婚活に無理なスケジュールや相手合わせをしない
- 心身のバランスを第一にする
- 落ち込んだ時は婚活を一時ストップし、自分を整える時間を確保
“婚活だけに人生を捧げない”という姿勢が、余裕や笑顔を生み、それが結果的に良いご縁を引き寄せたという声が多く聞かれます。
40代だからこそ、「選ばれるため」ではなく「自分が納得できる人と出会う」ことに軸を置いた婚活が、心地よい関係性を築くポイントになります。
◆まとめ|厳しい現実を知ることは、前に進む第一歩
40代女性の婚活には、確かに他の世代とは違う“壁”があります。
でも、その壁の正体を知り、向き合うことで、打開策は必ず見えてくるでしょう。
大切なのは、「年齢=不利」という思い込みから脱却し、“今の自分だからこそ出会える幸せ”に目を向けていくこと!
現実を知り、自分を見つめ直す勇気こそが、新たな一歩につながります。