仕事では認められ、経済的にも自立している。
でも、なぜか「結婚」だけは思うようにいかない…。
そんな思いを抱えている40代女性は、少なくありません。
実は、40代の“高収入のバリキャリ40代女性”が陥りやすい「幸せを遠ざける落とし穴」があります。
この記事では、バリキャリ40代女性が無意識のうちにハマりがちな「幸せを遠ざける5つの落とし穴」と、そこから抜け出すためのヒントを詳しく解説します。
なぜ結婚できない?幸せを遠ざける“5つの無意識の落とし穴”

あなたが結婚できない理由は、「高収入だから」ではありません。
“仕事ができるバリキャリがゆえに無意識に身につけてしまったクセ”が、気づかぬうちに幸せを遠ざけています。
ここからは、幸せを遠ざけてしまう40代女性の”無意識の落とし穴”5つを見ていきましょう。
1. 理想が無意識に高い|条件フィルター地獄
高収入のバリキャリ女性は、自分自身を高いレベルにまで高めてきた努力家なので、相手に対しても「自分と同等以上の人」という基準で選びがち。
でも、ここに大きな落とし穴が。
“自分と同等以上”のスペックを求めるほど、40代女性はマッチングする男性が激減するという現実。
たとえば、結婚相談所IBJの2024年データでは、高収入の男性ほど、若い女性と結婚する傾向が顕著に出ています。

出典:IBJ 「2024年成婚白書」
つまり、理想を高くするほどに、選択肢は減っていき、婚活はどんどん難航します。
2.「私が選ぶ側」が男性を遠ざける|“無意識の上から目線”
40代は、仕事のポジションが高くなり「見極め・決断する」という場面が増えますよね。
そのスタンスが婚活の場でも出てしまうと「私は選ぶ側」という無意識の上から目線に。
たとえば、お見合いやデートの場でジャッジする目線で相手を見てしまう。

この人は私にふさわしい?
この視点で男性と接すると、相手は「試されてる感覚」や「ジャッジされている空気」を感じます。
そして、男性はこう思います。
- 一緒にいてもくつろげない
- 減点されてるみたいで疲れるな
面接されているような空気は男性にとっては地獄でしかありません。
3.成功体験が“柔軟性”を奪う|結婚に「正解」を求めていませんか?
仕事で成果を出してきたバリキャリ女性は、明確な判断軸や高い分析力を持っています。
素晴らしい強みですが、パートナー選びの場面では無意識のうちに「柔軟性」を奪っている可能性も。
たとえば、こんな思考になっていませんか?
- 私ならこうするのに、彼は何やってるの?
- 何でこんな簡単なことも出来ないの?
- 価値観が違うから、ムリ!
これらの思考、実は相手を追い詰め、距離を縮めるチャンスを自ら手放しているサインかもしれません。
大切なのは「出来ないことを補い合う」補完関係や、「お互いに違いを受け入れて歩み寄る」柔軟な姿勢。
それなのに自分の価値観を押し付けてしまうと、相手の男性は「この人と一緒にいると息が詰まる」と感じ、心のシャッターを下ろしてしまいます。
4. 結婚を“プロジェクト化”|その完璧思考が男性を遠ざける
バリキャリ女性は、プロジェクトを立てて成果を出す力に長けています。
でも婚活において、その「段取り力」が裏目に出てしまうことも。
たとえば、こんなアプローチをしていませんか?
アプローチ
- 初対面から相手の年収・学歴・家族構成など深堀って聞く
- 条件に合わない相手とは、時間の無駄と判断
- デートの序盤で将来設計や資産形成の話をしてしまう
- スケジュール通りに進まないと不安になる
これはまるで、「結婚という目標を達成するプロジェクト」を遂行しているようなもの。
婚活はロジックでは割り切れない“感情ありき”のプロセス。
どんなに条件が合っても、「一緒にいて安心する」「無理なく自然体でいられる」といった感覚がなければ、結婚には結びつきません。
相手の男性は、プロジェクト化してる女性に対してこんな印象を抱く可能性も。
- 条件は理想的だけど…面接されているみたいで居心地悪い
- 評価されてる感じがして心が開けない
これでは、素敵な出会いも逃してしまいます。
5. 弱みを見せるのが苦手|素直さがないと距離は縮まらない
責任ある仕事を任されてきた40代バリキャリ女性は、「自分で何とかする力」がとても強いです。
婚活でも、ついこんな思考になってませんか?
- 人に頼るなんて甘え
- 自分の弱さを見せるのが恥ずかしい
- 私がやったほうが早いし、確実
その「強さ」が婚活の場面では“壁”になってしまうことも。
完璧な強さより「隙」や「素直さ」こそが、人間的な魅力や親しみを感じ、相手との距離を縮める鍵になります。
完璧すぎる女性は、「自分がいなくてもこの人は大丈夫そう」と思われ、“入り込む余地がない”と感じさせてしまいます。
【解決策】結婚できないループから抜け出すには?

キャリアを築いてきた40代女性だからこそ、「思考の切り替え」で婚活の流れは大きく変えられます。
ここでは、実際にどう行動すればいいか?を含めて、実践しやすい3つのポイントを解説します。
1.完璧主義を手放す勇気を持つ
まずは「ダメな自分」を許すことから始めてみましょう!
仕事で「弱さを見せない」「常に結果を出す」ことを求められてきた方ほど、恋愛の場でも“できる自分”を維持しようとしてしまいがち。
でも、恋愛においては、完璧さよりも“素直さ”が魅力になります。
実践ステップ
- 日常会話に“ちょっとした弱さ”を織り交ぜてみる
例:「今日は疲れちゃって…癒されたい気分なんです」 - 完璧に振る舞おうとする自分に気づいたら、「ま、いっか」と声をかける練習
→ 自分の失敗や抜けを許せると、相手の不完全さも受け入れやすくなります。
完璧主義をプライベートで抜くことができると自分も楽になります。
「弱さ・素直さも魅力」と捉え直すことが、結婚への第一歩。
2.条件より“居心地の良さ”を優先する
相手を「データ」でなく「感覚」で見る練習をしましょう。
婚活では、つい「年収・学歴・見た目・家族構成」などの条件をチェックしがち。
でも、結婚生活は日々の積み重ね。大切なのは、一緒にいて安らげるかどうかです。
実践ステップ
- 初対面で“スペック”より“感情”に注目してみる
例:「この人と一緒にいて楽しいか?」「気を使いすぎていないか?」 - 会話中に“笑顔になれる回数”を意識してみる
→ 心が緩む相手が、将来のパートナー候補
結婚生活は「条件がいい=幸せになれる」とは限りません。
条件より、“心が緩む人”に注目してみましょう。
3.婚活では“自分らしさ”を取り戻す
無理に「モテる女性」を演じる必要はありません。
真面目で努力家な女性ほど、「どう振る舞えば好かれるか」と“正解”を探してしまいがち。
でも、計算よりも感情を伝える素直さが大切です。
実践ステップ
- 素直な気持ちを一言だけ言葉にしてみる
例:「それ、嬉しいです」「そんな風に言ってくれると安心します」 - LINEやメッセージで、“ありがとう”や“会えて嬉しかった”を一文加える
→ 素直さは、相手にとって“心を開くサイン”になる
“気を使わずに自分らしくいられる”ことこそが、長続きする関係のカギ。
素直になることは、弱さではなく、信頼の証です。
素直な言葉が、相手の心を動かすキッカケにもなります。
【体験談】高スペック同士の結婚|理想と現実のギャップ

バリキャリ女性の多くは、ハイスペ男性を選びがちです。
でも、一度 冷静に考えてみてください。
「あなたは結婚後、どのような人生をその人と送りたいのか」を…
たしかに、価値観や知的レベルが近い相手は話しやすく、安心感も得られるでしょう。
しかし実際に「高スペック同士」で結婚したカップルにもデメリットがあります。
そのデメリットを知ったうえで、自分に合った相手を見つけてください。
ケース1.忙しすぎる2人がすれ違い続ける日々
高収入で責任ある立場にある男女が夫婦になると、共通して「時間の余裕がない」状態になりがちです。
- お互い多忙で生活リズムが合わない
- 疲れて会話も減り、ただの同居人
- 心の余裕もなく、パートナーに思いやりを向けられない
こうして、すれ違いが常態化していくと2人の関係の修復は難しくなります。
結局、この夫婦は離婚しました。
ケース2.どちらのキャリアが優先?そのとき、女性が譲る現実
最初は「対等な関係」でスタートしても、子どもができると環境がガラッと変化します。
その時に、男性は仕事量・生活リズムを変えず、結局は女性側が譲ることに…
- 夫が激務で育児や家事に関わらない
- 保育園の送迎や急な呼び出しにも、非協力的
- 自分は昇進や転職のチャンスを見送ることに
- 夫だけ昇進
こうした小さな積み重ねが、「なんのために頑張ってきたんだろう?」という気持ちに。
別れてはいませんが、取り戻すことの出来ない後悔が残っているようです。
実際に、女性側がキャリアを諦める話しはよく聞きますよね。
だからこそ、特に子どもが欲しいと思っている40代女性は、条件だけで決めずに、どんな人が自分には合うのかをよく考えてみてください。
まとめ|「選ばれない」のではなく「魅せ方を間違えているだけ」

高収入で頑張ってきた40代女性は、本来とても魅力的です。
でも、「仕事での成功法則=婚活の成功法則」ではありません。
バリキャリ女性の完璧主義の鎧を脱いで、自然体の自分に戻していきましょう。
- 完璧じゃなくてもいい
- 弱さを見せてもいい
- 条件じゃなく相性を大切に