40代の結婚には現実的なデメリットが存在しますが、それらを知った上で対策を立てることで、幸せな結婚は十分に可能です。
実際、私も42歳で婚活をしましたが、デメリットを知った上で相手選びをしたので、私にとっては素敵な相手と出会うことができました。
この記事では、後悔しないために知っておきたい「40代の結婚に潜むデメリット」と、それを乗り越えるヒントをご紹介します。
◆40代の結婚に潜む4つのデメリット
40代になると妊娠・経済・介護など、避けられない課題が出てきます。
それを知らずに踏み出すより、事前に知って準備することこそが後悔しない婚活の第一歩になります。
1. 妊娠・出産のハードルが高くなる
40代での妊娠・出産は、現実的に難易度が高まります。
実際に私の周りで、40代で初産の人のほとんどが、結婚後すぐに不妊治療を選択してました。
自然妊娠を待ってはいられない。との理由からでした。
その不妊治療でも、40歳を超えると、難しくなってきます。
厚生労働省の「不妊治療の実態に関する調査研究」でも、妊娠率(妊娠周期/移植周期)は加齢とともに低下することがわかっています。

出典:厚生労働省「不妊治療の実態に関する調査研究」
また、流産率(新鮮・全新鮮周期)は36 歳以上では右肩上がりに増加し、41~45 歳で 40%台に至ってます。

出典:厚生労働省「不妊治療の実態に関する調査研究」
子供の有無・どこまで不妊治療をやるのか、結婚前の早い段階でパートナーと将来設計を共有することがとても重要。
不妊治療は、体力・金銭面・精神面のどれも負担がかかります。
「子どもがいない人生」も含めて考える柔軟さがないと、結婚生活が苦痛に感じる可能性もあります。
2. 親の介護と結婚生活が同時にくる可能性
結婚と介護の時期が重なりやすくなることも40代結婚のデメリット。
特に、義理の親の介護問題が夫婦関係のストレスになるケースは少なくありません。

実際に私の友人(生まれも育ちも港区・都会大好き女子)
40代で結婚して1年ほどで、義母の体調が悪くなり、東北行きの話しに…もちろん大揉め。
親の介護が必要になった時、どうするかを話していなかった結果です。
だからこそ、婚活中から「親との関係性」や「介護に対する考え方」を話し合える相手を選ぶことが大切!
介護の可能性を見据えて、価値観が合う相手を選ぶことが、40代婚活ではより重要になります。
3. 経済的リスクが大きくなる場合も
40代での結婚は、老後資金や生活設計においてリスクも伴います。
結婚によって家計が安定するケースもありますが、逆に老後資金や仕事の不安が重なることも。
例えば
・どちらかが収入減・転職・離職をした場合
すぐに家計に響いてくる可能性あり
・相手が年上の場合、定年退職の年齢も近い
定年退職の後の家計が不安
65歳以上の世帯で1ヶ月にかかる生活費(2人以上世帯)は26万5898円。
(出典:総務省『家計調査(2024年)』)
婚活中には「年収」「貯蓄」「保険」など、現実的なお金の話を避けず、すり合わせをすることが不可欠です。
これは、将来の不安を減らす大事なプロセスのひとつ。
4,生活スタイルの違い
40代まで独身でいると「こだわり」や「習慣」が強くなる傾向があります。
例えば、家事のやり方・休日の過ごし方・金銭感覚など、細かなことがズレやすく、その些細な違いがストレスの原因になることも。
結婚生活は、完璧な一致を求めるのではなく、違いを受け入れ、歩み寄る努力が必要になります。
相手のやり方とぶつかったとき、柔軟に対応できるかが問われます。
「相手との違いを楽しむ」くらいの心の余裕が、40代の結婚には欠かせません。
◆【実体験】40代でも結婚してよかったと感じる人の共通点
40代で結婚して幸せになった人は、デメリットを理解したうえで、前向きな気持ちと行動力を持っていた人たちです。
だからこそ、精神的な安定と、パートナーがいる安心感が得られます。
実際に、私の場合は42歳で婚活・成婚しましたが、子供が望めない体でした。
そんな私を受け入れ「2人で残りの人生を楽しもう!」と言ってくれたパートナーには感謝しかありません。
私のように、40代で結婚して幸せになりたければ、デメリットの部分を結婚前によく話し合い、お互いに支え合う覚悟が必要です。
◆後悔しない40代婚活の3つのポイントとは?
1.自分の「結婚観」を明確にする
相手に求める条件だけでなく、自分自身の価値観を整理することで、ミスマッチを防ぐことができます。
結婚観
- なぜ結婚したいのか
- 自分は何を求めているのか
例えば「子供が欲しい!」なのか。「生涯のパートナーが欲しい!」なのか。
結婚観を明確にし軸がはっきりすると、相手選びのブレも少なくなります。
2.デメリットを補える相手を見極める
すべてを満たす完璧な人はいません。
だからこそ、補い合える関係を意識しましょう。
例
- 経済的な安心感がある
- 介護の考え方が合う
- 生活スタイルに柔軟性がある
40代の結婚の相手は40〜50代の男性がほとんど。
将来について、共通の課題を持つ者同士なことが多いので、補える関係性かの話し合いは、しやすくなります。
40代になると、深いところの話し合いも必要になってくるので、本気で相手を探しているなら、自由恋愛やマッチングアプリよりも、結婚相談所の利用がおすすめです。
なぜなら、お互い結婚の意思が強い者同士なので、話し合いも、条件のすり合わせもしやすい環境だから。
3.自分自身もアップデートを意識する
年齢にとらわれず、自分を磨く姿勢が婚活成功の秘訣です。
自分磨きの例
- 新しい趣味を始める
- 料理スキルを磨く
- 読書をして知識を増やす
- 健康・体型のために運動を始める
- 仕事につながる資格取得
- 自分に合うファッションの研究
- 肌・髪のお手入れ
- 婚活向けのマナーや会話術
見た目や年収以上に、「前向きに生きている女性」は魅力的に映ります。
外見だけではなく、内面やスキルを磨くことで、相手から「一緒にいて楽しい・前向きになる」「この人と一緒にいたい」と思ってもらうことが大切!
まとめ:デメリットを知ることで、40代からの結婚はもっと納得できるものになる
40代の結婚には、出産・介護・経済面・生活習慣の違いなど、若い頃に比べ重く避けられないデメリットがあります。
でも、それを知らずに結婚して後悔するのではなく、知った上で納得して選ぶことで、より充実した人生を築くことができます。
年齢にとらわれず、柔軟で前向きな姿勢で婚活に取り組めば、あなたに合った「幸せのかたち」がきっと見つかります。
40代からの結婚は、遅すぎるのではなく「納得して選べる」人生の選択肢です。
今だからこそできる、賢く幸せな婚活を始めましょう。